ゼビウスで考える移植ゲームの味わい

hiyoblog2006-03-07


レトロゲーム熱が過熱してきていまレトロパソコンゲーム

にはまっている。

ゼビウスでパソコン移植ゲームについて考えてみようと思う

(勿論実機ですよ)


昔のパソコンはファミコンのような

スムーズなスクロールやキャラを描くのに適したスプライトがなかった。

ゆえにプログラムで工夫するしかないのだが

そこに各機種味がある。(笑)

パソコンゲームを見る時にはそこに注目して

作り手の苦労を想像すればかなり味が出るのだ。






X1**************



ナスカの地上絵も描かれており非常に味わい深い。

敵の弾の軌道がかくかくしており非常に避けにくい。

その分敵弾の数が少ないのでバランスもとれているが、、。




X1にはPCGというキャラを書くことに特化した機能があったので

カラーで美しくしかも速く描けた。

通常のグラフィックスも使えるので

背景はグラフィックス、キャラはPCGと使い分けることで

比較的容易にゲームが作れた。




それでもボスのアンドアジェネシスの上に自機が重なると

枠が見えるのが微笑ましい。



X1版はとてもキャラの移動が遅いので

難易度が全体に低い



昔のゲームのかくかくやちらつきは

今となっては味なので僕は好きだ。


PCGのおかげで

X1はなかなかアクションゲームにむいている機械だった。







PC88*****************


PC−88版はX1よりもかなりひどい!

PCGがないために

プレーンといわれるカラーを構成する3枚の光りのフィルターのうち

2枚を地上描画に使い

一枚で空中キャラを描いている

ゆえに空中キャラは一色なのだ。


しかも地上は3色しか使えない!

ゆえに海は黒い。


88版があの画面なのはこういう理由があったのだ。

必死に画面を書き換えるところが見えて

なんかおもしろい。


売れていたのに値段が高くて機能が悪い88。


できの悪い子ほどかわいいので応援したくなったな。







PC6001*******************

タイトルが変わり

タイニーゼビウスとなった。

画面はドットが粗いがそこが逆に味だ

ドットが荒い分、

書き込む範囲が少ないためにさほどスピードには問題ない。


色も緑系で統一されており味わいがある。


これはゼビウスとは言いがたいが

それでも雰囲気は伝わってくる。

いい味してまんなぁ、、だんな。




MSX(1)*****************

MSX(1)版はついに

ゼビウスは出なかった。

だがもし出ていたらどうなっていたのかを想像してみたい。


当然空中キャラは一色

しかし主人公だけは2枚のスプライトを重ねて2色としたい


スクロールは半キャラ単位のかくかくスクロール







敵弾の数が少ない分スピードを速くしてバランスを取る。


メモリ容量の関係で16エリア入りきれないので

ゼビウス外伝と、タイトルを変える

同じ地形を流用して

地上キャラの配置のみを変えることで

オリジナルよりも多い24エリアを実現する


絵のパターンや地形の種類は少なくして

その分ゲーム性を取る

オリジナルのトーロイド(円盤)なんかもでる

ひとつの絵で2〜4パターンの攻撃をもたせて

ゲーム性の幅をもたせる


裏エリアで宇宙の面もある

背景を描かなくて良いので

メモリの節約になる。

&単純に空中のみを楽しめるステージ



バキュラ(回転する壊せない板)は

回転しないようにすることでキャラパターンを節約する








アーケードに無理にあわせずにオリジナル路線で勝負する




コナミのスカイジャガーはMSX版ゼビウスといっていいと思う

あのレベルでできれば十分だろう。




今からでも誰か作らんかな?









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