ゼビウスで考える移植ゲームの味わい
にはまっている。
ゼビウスでパソコン移植ゲームについて考えてみようと思う
(勿論実機ですよ)
昔のパソコンはファミコンのような
スムーズなスクロールやキャラを描くのに適したスプライトがなかった。
ゆえにプログラムで工夫するしかないのだが
そこに各機種味がある。(笑)
パソコンゲームを見る時にはそこに注目して
作り手の苦労を想像すればかなり味が出るのだ。
X1**************
ナスカの地上絵も描かれており非常に味わい深い。
敵の弾の軌道がかくかくしており非常に避けにくい。
その分敵弾の数が少ないのでバランスもとれているが、、。
X1にはPCGというキャラを書くことに特化した機能があったので
カラーで美しくしかも速く描けた。
通常のグラフィックスも使えるので
背景はグラフィックス、キャラはPCGと使い分けることで
比較的容易にゲームが作れた。
それでもボスのアンドアジェネシスの上に自機が重なると
枠が見えるのが微笑ましい。
X1版はとてもキャラの移動が遅いので
難易度が全体に低い
昔のゲームのかくかくやちらつきは
今となっては味なので僕は好きだ。
PCGのおかげで
X1はなかなかアクションゲームにむいている機械だった。
PC88*****************
PC−88版はX1よりもかなりひどい!
PCGがないために
プレーンといわれるカラーを構成する3枚の光りのフィルターのうち
2枚を地上描画に使い
一枚で空中キャラを描いている
ゆえに空中キャラは一色なのだ。
しかも地上は3色しか使えない!
ゆえに海は黒い。
88版があの画面なのはこういう理由があったのだ。
必死に画面を書き換えるところが見えて
なんかおもしろい。
売れていたのに値段が高くて機能が悪い88。
できの悪い子ほどかわいいので応援したくなったな。
PC6001*******************
タイトルが変わり
タイニーゼビウスとなった。
画面はドットが粗いがそこが逆に味だ
ドットが荒い分、
書き込む範囲が少ないためにさほどスピードには問題ない。
色も緑系で統一されており味わいがある。
これはゼビウスとは言いがたいが
それでも雰囲気は伝わってくる。
いい味してまんなぁ、、だんな。
MSX(1)*****************
MSX(1)版はついに
ゼビウスは出なかった。
だがもし出ていたらどうなっていたのかを想像してみたい。
当然空中キャラは一色
しかし主人公だけは2枚のスプライトを重ねて2色としたい
スクロールは半キャラ単位のかくかくスクロール
敵弾の数が少ない分スピードを速くしてバランスを取る。
メモリ容量の関係で16エリア入りきれないので
ゼビウス外伝と、タイトルを変える
同じ地形を流用して
地上キャラの配置のみを変えることで
オリジナルよりも多い24エリアを実現する
絵のパターンや地形の種類は少なくして
その分ゲーム性を取る
オリジナルのトーロイド(円盤)なんかもでる
ひとつの絵で2〜4パターンの攻撃をもたせて
ゲーム性の幅をもたせる
裏エリアで宇宙の面もある
背景を描かなくて良いので
メモリの節約になる。
&単純に空中のみを楽しめるステージ
バキュラ(回転する壊せない板)は
回転しないようにすることでキャラパターンを節約する
アーケードに無理にあわせずにオリジナル路線で勝負する
あのレベルでできれば十分だろう。
今からでも誰か作らんかな?
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